コンサルと広告

 コンサルも広告も結局人間の認知の限界や特徴に合わせて情報を加工するお仕事な気がしてきた。クリエイティブ職という違和感はそこにあるような気がする。

 広告はちょっとわからないけど、コンサルでいうと一万の情報は流石に人間には処理できないから3〜7くらいのグループに分けてそれぞれの計画を考える。3〜7グループに収まらない場合は20くらいのグループにわけて、それをまた3〜7グループくらいに分ける。でそれの計画を考えて、その計画に合わせてのこり20の計画を考える。やっていること、問題の処理レベルは学級会も大企業も同じ。でその処理レベルに落とし込むのがコンサルの仕事である。という気がしている。

 そういうとまあ情報の集め方とかグルーピングの仕方とか頭は使うけど、クリエイティブというにはちょっと程遠い気がする。

 対して広告はというと、確かにより自由度は高いけど、「お仕事」という観点で見るとやっぱりコンバージョンだったり「KPI」に合わせて人を動かすために情報のインプットを加工したりプラスα虚実を付加する仕事(多分)なので、クリエイティブというよりはタスクキラー感がある。お笑い芸人やラッパー、バンドマン、DJ、サッカー選手、映画監督、B’zも難しい立ち位置。

 じゃあクリエイティブってなんだとなったときに音楽家や絵描きとかっていうことになるような気がするので、その意味で考えると、情報を加工してるっていうのはやっぱりしっくりこない。違うような気がする。なんでかというとその人たちのつくったものを受け取った人に感情以外のなんの変化もアウトプットも生まれないからではないだろか。

 なんとなくそういう意味だと、死んで評価される芸術家とかも、まあ理解できる。

 そうなってくると難しいのはお金であり、お金ってもうちょっとまじめに考えてもいいような気がする。農家や牧畜業がなんでクリエイティブな感じがでないのか。とか。パチンコ会社、とかデイトレーダーの方がストリートグラファーとか占い師よりクリエイティブ感ある。とか。キャバ嬢とか。

 他になんかあるんだっけという感じ。水道局とか安倍晋三はどうなんだろう。

 

 真面目に考えると結論めいたものは出せそうだけど、今は絶対にやらない。なぜなら頭が疲れているから。